CDSとは?

CDSとは、「Co-Create The New Debate Style」の略称です。

ディベートという言葉には様々な意味があります。
ディベートには競技ディベートという、議論の練習を主としたゲームとしてのディベートが存在します。
その中でも大きく、即興型ディベート(パーラメンタリーディベート)と呼ばれる、論題が発表されてから20~30分後に試合を実施するような形式のディベート。
そして、調査型ディベート(アカデミックディベート)と呼ばれる、論題が発表されてから1ヶ月以上、資料を調査し、試合中でもその資料を用いて議論をする形式のディベート。
の二つが存在しており、ルールも異なっております。
また、それに加えて、英語、日本語という用いる言語の違いも存在します。

その中でも日本語での即興型ディベートは、
日本語でスピーチをすることや、資料を用いないことから、
英語即興型、日本語調査型のディベートからは入門として位置付けられ、
あまり大きく取り上げられませんでした。

しかし、母国語で議論をすることでより精緻に議論をすることができる。様々な論題が発表されるため、幅広い知識をつけることができる。
など、日本語調査型ならではの多くの利点が存在しています。

そこでCDS では、「日本語即興型ディベート」という新しいディベートのジャンルを確立し、主に大学生に向けて、
より多くの方に親しみやすい形でディベートに触れ、議論文化の普及を目指すことを目的にプロジェクトを発足させました。

CDS projectのメンバーは即興型、調査型、日本語、英語、それぞれのスタイルのディベートを長年、実施していたメンバーが集まっていますが、私たちは完成されたものを皆様に提供するという立場ではありません。新しい「日本語即興型ディベート」というスタイルを参加者の皆様と一緒に創りあげていきたいと思っています。
そのため、「Co-Create」と掲げました。

いずれかのディベートをしている方、していた方、また新しくディベートに興味をもたれた方。
大会やセミナーなどを通して、日本語即興型ディベートというスタイルを確立し、
みなさまで楽しみながら議論文化普及の一助になることをメンバー一同望んでおります。