論題一覧

凡例:R1-予選第一試合、GF-決勝戦、EX-エキシビション


2017年


2017/4/30 welcome cup 2017

R1:日本の私立大学は在学中の留学を義務化すべきである
※ただし留学の期間は半年以上とする”
R2:あなたとAは親友です。BはあなたとAの共有の友人です。あなたはBのことが数年前から好きですが、想いをつたえておらず。Bはあなたのことをどう考えているかわかりませんでした。あるとき親友のAからBのことが好きと告白を受けました。次の日あなたはBから告白をされました。あなたはBからの告白を受け入れるべきでしょうか
R3:日本は公職選挙法で定める選挙において電子投票制度を導入すべきである
GF:夫婦は別姓にすべきである

2017/07/09 七夕杯 2017

R1:本議会は死刑を廃止する
R2:本議会は義務教育期間において生徒に担任を選択できる権利があるものとする
R3:社会運動が社会変革を実現するためには議会よりも裁判が望ましい
R4:前提:地球に巨大隕石が衝突することが発覚した。国際社会が最善を尽くした結果、人類の唯一の生存方法としてシェルターを開発したが、生存可能な人数は限定的である。国際社会は生存する人類を、個人の能力や専門性を考慮せず、くじ引きにより決定する
GF:本議会は一切の企業救済を行わない

2017/09/09 明月杯 2017

R1:日本は積極的安楽死を合法化すべきである
R2:あなたは高校の野球部の監督です。これから50年ぶりの甲子園出場をかけた試合が始まります。
Aさんは三年間、野球部で地道に努力を重ね、今年レギュラーになった周囲からの信頼もある選手です。
そこにAさんよりも能力が格段にうまい一年生のBさんが最近、転校生として野球部に入部しました。
あなたはAさんをレギュラーから外しBさんをレギュラーにすべきである。
R3:本議会は地方から都市への人口集中を望ましいと考える。
GF:国際政治における解決策として一切の暗殺は許容されるべきでない。
EX:あなたは子を持つ親だ。あなたはミュージシャンの夢を追い続けた結果、現在も貧しい生活を送っている。あるとき、子供が大学に行かずミュージシャンになりたいと言い出した。それは許すべきでない。

2017/12/16 クリスマスカップ 2017

R1:本議会は飲み放題を禁止する
R2:本議会は公衆の場でのポルノの販売を禁止する。
R3:社会の全体最適化に向けてプログラミングされたAIが、個人の意思決定を全て行う世界が今の世界より望ましい(例 就職先、結婚相手)
R4:全てのディベート大会においてジャッジはディベーターのスピーチ中に反応すべきではない。(前提:オーディエンスはいないものとする)
GF:本議会は義務教育において「成果が出ない努力は無駄である」と強調すべきだ


2018年


2018/02/11 立春杯 2018

R1:本議会は、カジノを合法化する
R2:あなたの上司は、「女性は家にいるべき」「女性は、女子力を発揮すべき(例:居酒屋で食事のとりわけ等)」と発言する男性である。仕事ができる上司と現在実施している大きなプロジェクトは半年が経過し極めて順調に進んでおりあなたも高い評価を受けているが、プロジェクトの完成にはまだ半年ほどはかかる予定である。リベラルであるあなたは今の業務を続けたいと思っているが、上司の発言はエスカレートし、頻度が増え、最近特に強い嫌悪感を覚えるようになったが、他のプロジェクトメンバーは特に問題だと感じていないようである。あなたは、その上司がそのような発言をしないように、起きていることを人事部に掛け合い上司に公の罰(謹慎などの仕事に影響があることを前提とする)を与えるように動くべきである。
R3:成人した子供の犯罪においては、親にモラル的責任はない
GF:全世界において、難民が起こした犯罪に関する報道を禁止する

2018/04/30 welcome cup 2018

R1:政治家は、違法でなく職務上の利害関係もない異性との関係によって辞職する必要はない。
R2:本議会は、生徒の学力に応じて教師の給料を変動させる
R3:あなたの親と配偶者が不治の病におかされた。
手術費は高額でどちらか1人しか助けることができず、他の方法もない。
論題:あなたは親を助ける
R4:本議会はインターネット上での匿名の投稿を禁止する
GF:本議会は、性別が理由で会員になることができない団体に対する優遇措置(補助金等)を廃止する
(主に宗教、文化、スポーツ関連の団体を想定)

2018/06/16 向夏杯 2018

R1:本議会は、煙草の生産・販売を禁止する
R2:世界に一つしかない不老不死の薬を手に入れた。あなたはこの薬を飲むのではなく、捨てる。
R3:本議会は、残酷性が高いゲームに対して課税する
GF:全ての行動を監視できる技術が開発されたと仮定し、政府により市民全員の活動が監視され、善行が報われ悪行が罰される世界のほうが今の世界よりも望ましい

2018/12/16 クリスマスカップ 2018

R1:本議会は死後の臓器の提供を義務化する
R2:嘘を全くつけなくなる世界の方が今の世界よりも望ましい
R3:本議会は自動車の個人所有を廃止する
GF:司法取引を廃止する


2019年


2019/04/21 Welcome cup 2019

R1:本議会は選挙棄権に罰則を設けるべきである
R2:あなたは時速100kmのスピードで走っている車を運転しているが、ブレーキが壊れていることに気付きました。前方には5人の人がいて、このまま直進すれば間違いなく5人とも亡くなります。横道にそれれば1人の労働者を巻き添えにするだけですむ。この場合、横道に逸れるべきである。
R3:教育機関による頭髪及び服装の規定は、利益よりも害の方が大きい
GF:本議会は被害者なき犯罪を廃止する

2019/06/30 向夏杯 2019

R1:本議会は小売店の24時間営業を禁止すべきである。
R2:あなたはある国の最高意思決定者です。
ある日、地続きの隣国の首都に未知のウィルスが蔓延しました。ウィルスに感染した人間は他の人間を死ぬまで襲い、そのまま死んだ人間はウィルスの新たな感染者として新たに人を襲います。
感染のスピードは凄まじく、数週間で自国に広がります。治療の目処も立ちません。あなたは軍に命じてその首都を爆撃することができます。爆撃すれば蔓延を止めることができますが、首都に住む多くの人の命とその機能を完全に失います。
あなたは爆撃して感染を食い止めるべきである。
R3:職務外の責任を理由とした辞任は不要である。
GF:共同育児制度は社会全体で子供を育てるシステムである。血縁上の両親は親権を失い、共同態が生活や教育、金銭面の面倒を全ての子供に平等に行う。また、両親と子供は離れて暮らし、交流は持たない。
本議会は共同育児制度を導入すべきである。

2019/06/30 神楽杯 2019

R1:本議会は嗜好用大麻を合法とすることが望ましい。
R2:A社は現在、直属の上司によって人事評価を行っている。
すべてAIによる人事評価に置き換え、上司の評価を廃止すべきである。
R3:日本は中等教育において、英語ディベートよりも日本語ディベートを教えるべきである。
GF:学校教育は利益より害が大きい。


2020年


2020/08/30 納涼杯 2020

R1:本議会は即座に義務教育課程の教科書を電子書籍化すべきである
R2:結婚はお金より愛を重視すべきである
R3:本議会は未成年へのエナジードリンクの提供を禁止する
GF:本議会は全ての企業に対し、物理的にリモートワーク可能な業務をしている全ての社員をリモートワークにすることを支持する

2020/12/20 クリスマスカップ 2020

R1:本議会は裁判員制度を廃止すべきである
R2:親が子供にサンタクロースの存在を信じさせることは望ましい
R3:学校教育の現場において、オンライン授業は対面授業よりも望ましい
※オンライン授業とは、教室などの場所に生徒が集まることなく、家庭などの各々の場所でインターネット通信を通じて配信を行う授業とする。
※対面授業は、教室などの決まった場所に生徒が一同に会してその場で直接行う授業とする。
GF:パンデミック発生時において、関連する医薬品の強制実施権が認められるべきである。
※強制実施権とは、ある特許発明の実施が公共の利益のために特に必要である場合、特許発明を実施しようとする者は特許権利者の許諾なく実施する権利を政府に対して請求することができ、政府はその請求を審査し、実施権を付与することができる。


2021年


2021/05/08 Welcome cup 2021

R1:本議会は首都機能は分散していることが望ましいと考える
R2:コロナ禍においてワクチンが広く普及されるまで、対面でのデートをすることは望ましくない
R3:中小企業は副業を禁止すべきである
GF:オンライン授業の割合が著しく高い大学は、学費の一部を学生に返還すべきである

2021/12/19 クリスマスカップ 2021

R1:新卒一括採用は望ましい
R2:ポケモン界はポケモンセンターを有料化すべきである
※ポケモン界には、ポケモンマスターを目指すトレーナーたちがいる。彼らの冒険はバトルを重ねる必要があり、そのなかでポケモンがひんしになる可能性もある。また、戦略として「だいばくはつ」や「いのちがけ」をポケモンに指示することもできる。
R3:社会におけるユーチューバーの台頭は利益より害が大きい
GF:あなたは親である
あなたの子どもはクリスマスのプレゼントにおもちゃを欲しがっている(例:おもちゃの刀、ぬいぐるみ)
あなたは教育の観点からプレゼントを与えるべきである(例:本・図鑑)


2022年


2022/05/29 Welcome cup 2022

R1:本議会は議員においてクオータ制を導入すべきである
R2:本議会は無課金のゲームを禁止すべきである
R3:本議会は高等学校教育において現状教えている一部の教科を無くし、実生活を豊かにする教科を導入すべきである(例:数II・Bの授業を無くして、投資について教える)
GF:資本主義は益よりも害をもたらす

2022/08/28 納涼杯 2022

R1:ソーシャルメディアにおけるおすすめ機能*は益より害をもたらす
*TwitterやInstaglamでフォローしていないアカウントの投稿が表示されるタイムライン、検索・視聴履歴に基づくYouTubeのホーム画面など
R2:学校教育における席替えは益より害をもたらす
R3:本議会は、個人が国に免除金を支払うことによって兵役義務を免除することを認める
GF:痛覚のない世界は痛覚がある世界より望ましい
※皆さん「痛覚」と言われて何を思い浮かべますか?
針とかちくちくした痛み、鈍い痛み、耐えがたい痛み…。いろいろありますね。現状、鎮痛技術は万全ではないので、生きている限り全ての痛みから解放されることはで難しいでしょう。一方で痛みは身体からの危険のサインでもあります。実は痛みに画一的な指標はありません。痛覚とはあくまで主観的な評価であり、一種の情動体験とも表現されます。
痛いのってやっぱり嫌ですかね。

2022/12/18 クリスマスカップ 2022

R1:国際サッカー連盟は、FIFAワールドカップのトーナメントで採用しているPK戦を廃止すべきである。
R2:あなたは友人の恋人が浮気しているところを目撃した。あなたは友人に伝えるべきである。
R3:本議会は高度な言語/画像生成技術の普及を支持する。
*付帯文*
① GPT、DALL-Eなどのように、「〜に関する論文を1000字で書く」「アボカドの形をした肘掛椅子を描く」といったコマンドに従って人間と同等以上の精度で出力するモデルを想定する
② 技術的な実現可能性は議論の前提とする
GF:言語が一つの世界はそうでない世界より望ましい


2023年


2023/05/28 Welcome cup 2023

R1:共学の中高は別学の中高より望ましい。 
R2:あなたは新興芸能事務所の社長であり、アイドル部門を新規設立することとなった。あなたは自社のアイドルに恋愛の自粛を要請すべきである。
R3:日本は政治家の被選挙権に年齢上限を設けるべきである。
GF:本議会はセラピースピークの流行に反対する
セラピースピークとは、心理学や医学の言葉・概念を、学問的な背景以外の日常生活にまで大幅に拡張して使用することを指す。以下はその一例である。
– 学術的な定義に当てはまらない状況での心情や人間関係について話す際、「鬱」「中毒」といった用語を使う
  例:「〇〇で鬱だわ〜」で何かが最悪であると表現する
– 部屋を片付けたいという衝動を「強迫性障害」と呼んだり、一時的に集中できない状態を「ADHD」と呼んだりする
– 公人を含む他人の精神医学的状況を推測する
  例:「△△さんってパニック障害だと思うんだよね〜」

2023/08/27 納涼杯 2023

R1:本議会は学校の夏季休暇を大幅に短縮すべきである
*1学校は初等・中等教育とする
*2夏季休暇は1週間程度とする
R2:他者のレーティング・評価のランキング(食べログ、映画の星5評価など)は益よりも害が大きい
R3:親は子どもに対して「お金は幸せにつながる」と積極的に教えるべきである
GF:本議会は国立博物館*¹を民営化*²*³すべきである
*1 歴史、芸術、科学等の資料を収集・保管、調査研究し、併せて公衆への供覧を行うことを目的とした施設のうち、国が運営するもの
*2 現状、運営費は税金で賄われているが、民営化後は収益事業による自己収入や寄付で賄う
*3 法令による保護が図られている重要な文化財等は、民営化後も保護されるように国により必要な措置が講じられる

2023/12/17 クリスマスカップ 2023

R1:「共有文化」は個人において利益より害が大きい。
*「共有文化」とは、自分の生活の日常的なことを詳細かつ頻繁にソーシャルメディアプラットフォームに投稿し、また他人の投稿に対してコメントをつける等、反応することを奨励する文化のことをいう
R2:サンタクロースは子供たちにプレゼントの代わりにお金をあげるべきである
info:「欲しかったゲーム、そんなに欲しくはなかったおもちゃ、つまらないと思ったら意外と面白かった本
”サンタクロース達”は何をあげるか頭を悩ませています。
お金をあげればいいだけになったら、みんな幸せなのでしょうか?」
R3:技術的可能性を前提として、本議会は、元受刑者による過去の犯罪に関する証拠と社会の記憶を、刑期終了時に消し去るべきである。
info:「犯罪歴の流布、受刑経験によるスティグマが元受刑者の社会復帰を阻害し、再犯につながっていると言われています。一方、犯罪歴を積極活用した情報公開や監視により再犯を抑止する考え方もあります。
そもそも、法律で定められた刑期を終えても制裁が続く状況は、尊厳や権利の観点からは正当でしょうか?過去の過ちから目を背ける社会は公正でしょうか?」
GF:本議会は高齢化した人口を持つ国として、子どもを多く持つよう市民に奨励する政策(例:税制優遇)ではなく、移民を増やす政策(例:ビザを増やす)を選択すべきである。