大会ルール

 

作成 2017/11/1

A:勝敗
1: 奇数人のジャッジが各ラウンドの勝敗を決定する。
2:ジャッジは、一般常識を持った一市民としての知識を用い、より合理的で論理的で説得力のあるチームに投票する。
3:ジャッジは、判定に関して他の人と協議を行うことはできない。

B:サイド
1:ディベートにおいては、選手は肯定側と否定側に分かれる。
2:肯定側は与えられた論題を支持する立場をとる。
3:否定側は与えられた論題を反対する立場をとる。
4:それぞれのチームは与えられた立場で論題について議論をすることとする。

C:試合形式・フォーマット
1:論題が発表されてからの準備時間は20分とする。
2:試合のフォーマットは以下のものを用いる。
① 肯定側第一立論:5分
② 否定側第一立論:5分
③ 肯定側第二立論:5分
④ 否定側第二立論:5分
⑤ 否定側最終弁論 :3分
⑥ 肯定側最終弁論 :3分
※第1立論・第2立論・最終弁論はそれぞれNorth American styleに於けるPM/LO, MG/MO, PMR/LORに相当するものとします。
※スピーチについては若干の延長も認められるが、原則として15秒以上本来のスピーチ時間を超過した内容については勝敗に反映されないものとする。

3:ラウンドの最後の2つのスピーチは、新しい議論を提出することができない。
4:一チームは2~3名で構成される。2名の場合は第一立論と第二立論を同一人物がスピーチすることはできない。
5:スピーチは日本語でスピーチをすることとし、証拠資料の引用は認められない。

D:定義
1:肯定側が論題の用語について定義する責任をもつ。
2:否定側は肯定側が定義した論題が不当な定義と判断した場合、定義について議論をすることが可能である。ただし、その場合は否定側が再定義をする責任がある。
3:肯定側の定義について野党側から議論がない場合、用語の定義は肯定側の定義を否定側は認めたとジャッジは判断し、またジャッジはその定義を試合中は採用することとする。

E:POI
1:POIは、フォーマットの①から④のパートの中で、スピーチをしているチームに対して、スピーチをしていないチームがそのスピーチ内容についてスピーチ中に質問をすることが可能とする。
2:POIはフォーマットの①から④のパートの最初の1分後、終了の1分前の間で実施される。それ以外の時間、パートについては行えず、POIをした場合、それは無効とする。
3: POIをする時間は15秒間とする。POIをされたスピーカーは15秒以上相手チームからPOIをされた場合、それをジャッジに指摘することができる。これはPOIで質問をされる時間、また回答する時間もスピーチ時間に含まれるためである。
4:スピーカーは、次のいずれかの方法でPOIに回答、拒否することができる。
a)オファーを拒否する明確なジェスチャー
b)オファーの言葉による拒否
c)オファーの口頭による回答
5:スピーカーはPOIを1回以上回答しなければならない。